体を捻ると腰が痛い!原因は胸?!力を抜いて正しく動かそう！

脱力関節調律師の

菊池ヨウスケ@yosk0.423です！

皆さん突然ですが、上半身を右と左に捻ってみましょう!!この時に腰が痛くなったり、体が固く捻りにくかったりする方いませんか？！

このような動きは、長く同じ姿勢が続くような仕事やデスクワークが続くような人がよくやる動きかもしれません。

本日は

「体を捻ると腰が痛い！」「動かしたいけど固くて動かない」

という方に原因を解説していきます！

体を捻ると腰が痛い！

私は治療院で施術していて「どういう動きが痛いですか？」という質問に

「体を捻る時に痛い」「後ろの物を取ろうと上体を捻ったら痛い」

といった返答をとても多く聞きます。

なぜ腰に痛みが出るのでしょうか？

それは身体を捻る際に腰だけで捻ろうとしている事が原因かもしれません！

腰が頑張りすぎている。

力が抜けていない。無駄な力が入っている。

正しい動きができていない。

ということです。

実は腰（腰椎）の関節は捻るという動きが得意ではないのです。

みなさん通常、腰は捻られた時に何度回っていると思いますか？

腰は５度しか回らない！

お客さんに

「身体を捻る時に腰（腰椎）と胸（胸椎）はどちらの方が捻る動作が得意だと思いますか？」

と質問すると98％の人が

「腰」

と答えられます。

みなさん「腰」は身体を捻る動作が得意だと思っているのです。

実際のところ、上記でも言ったように腰は捻る動作が得意ではありません。

わかりやすいように、背骨の構造と腰の解説をしていきます！

背骨の構造と腰の解説

背骨は骨盤の上に24個の椎骨で構成され腰椎・胸椎・頚椎の３つのパーツに分かれます。

腰椎：腰の背骨で骨盤の上に乗る５個の骨。

胸椎：胸の背骨で肋骨と関節を作る。12個の骨。

頚椎：首の背骨で7個ある。

「腰」とは解剖学的に言うと「腰椎」と言う骨盤の上に乗る5個の椎骨（腰椎）のことです。５つの腰椎のうち、一つ一つの腰椎の間は２度ほどの角度しか動きません。腰椎全体でも捻られる角度（可動域）は５度ほどしかありません。

５度しか捻ることのできない腰椎を無理に動かそうとすれば、腰に無駄な力が入ってしまい正しい動きができなくなります。腰に痛みや硬さが出たり、筋肉が引っ張られるのも無理ないですよね・・・。

このような状態が日頃から続く事で、力を抜くという事を身体が忘れてしまうのです。

それでは、身体の捻る動作はどこの骨が得意としているのでしょうか。

胸は35度回る。

腰椎の5度に対して「胸椎」はどうでしょうか？

胸椎は胸の背骨にあたる部分で肋骨と関節を作っています。

そして胸椎は35度動きます！

この胸椎の回旋可動域（捻る動きの角度）をきちんと35度に保ち、動きを出すことで、体幹部（胴体の部分）身体を楽に負担なくひねることができるのです。

しかし、普段のデスクワークで猫背姿勢が続いたり、ストレスなどで呼吸が浅くなったりすると胸椎は動きは悪くなりやすいです。

胸椎まわりが動かなくなり、硬くなることで、そのぶん腰（腰椎）を使って身体を捻ろうとしてしまいます。胸（胸椎）が動けば、腰椎が無理に頑張ることも無くなります。

つまり仕事中、仕事後に腰が硬く、痛くならないようににするポイントは胸椎を動かすことです。

脱力関節調律で力を抜き、正しく動くことを身につけよう！

脱力関節調律では、

「椅子から立ち上がる際の腰痛」

「朝起き上がる時の腰の痛み」

「夜中の寝返りで腰が痛い」

「長時間のデスクワークが辛い」

などの症状を多く改善することができます。

この脱力関節調律では

“無駄な力を抜いて正しく動く”

”少しの「知識」と少しの「意識」で身体は変わる”

”少しの「知識」と少しの「意識」で身体の痛みや硬さは変わる”

ということをお伝えしています。

自分の体を変えられるのはご自身しかいません。自然治癒力という言葉があるように、治す力はご自身に備わっています。

私はお客様に変えるきっかけを与えられれば幸いです。

まずは「知識」として正しい動きを知るということが大切です。「知識」がないと意識のしようもないし、自分の身体の異変にも気づけません。

そして「意識」して動く習慣が身につけば、それはいつか「無意識」でもできるようになります。「意識」の仕方がわかっていれば自分の小さな異変にも気づけるようになり、「正しく動く」ということが身につき身体が不調を起こす前に対処できるようになるのです。

私はお客様に「知識」と「意識」を提供して「自立」へと導くということにコミットています。

そして施術だけでなく、日常生活に戻った時も自分の身体の不調、変化に気づきケアができるように、身体の構造や動かし方、エクササイズをお伝えしています！

参考文献　

著者：山本優子   2019年4月10日「目かくしゴルフ」