おんぶと抱っこで腰が痛い?!産後の悩みを解決!
こんにちは。さいたま市与野本町「ずっと通わせない」整体院
Fit整体院与野本町(旧:ライフ快療院与野本町店)の菊池です。
産後のお母様達の悩みである「抱っこする時の腰痛」
骨盤の開き、歪みによって引き起こされる様々な体の不調は多くあり、「腰痛」はお母様達の大きな問題です。
なぜ産後、抱っこする際に腰痛は起こるのでしょうか?
何か解決法はないのでしょうか?
この記事では産後の腰痛の原因についてお話していきます。
骨盤の構造
まずは骨盤の構造から説明します。
骨盤は左右一対の寛骨と仙骨、尾骨の計4つの骨で構成されています。そして仙骨と寛骨をつなぐ仙腸関節、恥骨結合という関節があり、骨盤の上部では背骨と繋がり、下部では左右の股関節と繋がっています。
骨盤の役割
骨盤の役割は大きく分けて以下の4つになる。
①体を支えてくれている。
骨盤は上半身と下半身の中間地点として体を支えてくれています。
②内臓・生殖器を守ってくれている。
骨盤は内臓、生殖器を包み込むようにして守ってくれています。
③出産時
出産時に骨盤は形を変え、出産を可能にしてくれます。
④体への衝撃を吸収してくれる。
体への衝撃を骨盤で吸収し、体へ与える負荷を減らしてくれています。
骨盤が歪んでいるということは上記の役割が最大限果たせていないということになりますね。
骨盤がゆがみってどんな感じ?
しかし、骨盤のどこが歪んでいるのか、どこが開いているのかってイメージしづらいですよね。
骨盤の歪みは
歪みや開いている状態は、実際には仙腸関節(上記の画像参照)が左右アンバランスになってしまった状態のことを言います。
仙腸関節は正常な時は3〜5ミリ程度動きます。しかし5〜10ミリ程度動きすぎてしまったり、反対にロックがかかり固定して動かなくなってしまった状態が歪みだったり、開いた状態なのです。
ミリ単位のズレであまりパッとこないと思いますが、体にとっては大きなズレになってしまいます。
例えると、靴下を片方だけ履いて生活している状態をイメージしてみてくだいい・・・。すごく違和感がありますね。そんな状態が仙腸関節にも起きているということです。
そもそもなんで産後の骨盤は開いたり、ゆがむの?
なぜ産後に骨盤が歪むのかというと
①リラキシンという女性ホルモンが原因
リラキシンは妊娠中から出産する間に分泌されます。リラキシンが作用することにより、体の関節を緩めて、赤ちゃんが通りやすくするため産道を広げてくれるのです。骨盤の関節である仙腸関節、恥骨結合を緩ませることで、結果、産後から骨盤は不安定になり、歪みや開きを作り出しています。
②骨盤を支えてくれるインナーマッスルが原因
骨盤を中側から、安定させるため支えてくれているのがインナーマッスルです。出産後は体の体幹部のインナーマッスルがが弱くなり左右がアンバランスになりがちです。結果、体の中側から骨盤を支える事が難しくなり歪みを作り出しています。
以上のことから骨盤が歪み、開きが生まれ、産後お母様達の体にとって様々な悪影響を与えてしまうのです
ゆがむとどうなる?
では産後に骨盤が歪んだ状態にしておくと、どのような症状が体に起こるのでしょうか。
産後の骨盤がゆがんだことによって起こる悩み
・妊娠前の体重に戻らない。
・育児、家事で体の疲労が抜けない。
・授乳時に腰、肩のコリ、ハリ。
・抱っこ時に腰や膝が痛い。
・股関節や恥骨が痛い。
・尿漏れが気になる。トイレの回数が増えた
・新陳代謝の低下。手足の冷え
・生理痛、生理不順。
・手首の腱鞘炎が辛い。
・便秘。
どれも産後の骨盤の歪みと関係性があり、体の土台が崩れれば、体に悪い影響は必ず出てきます。
おんぶ、抱っこの時の腰痛の原因は?
①骨盤の歪みがある。
腰痛は仙腸関節の歪みと関係している。
通常、仙腸関節は強靱な靭帯で支えられているので、動きはさほどありませんが、出産時に「リラキシン」というホルモンによりこの関節は緩み産道を開げ赤ちゃんの通り道を作ってくれています。
出産後に、この緩んだ仙腸関節を安定させようと骨盤周囲の筋肉が過緊張し腰にハリや痛みを生みます。
②日常生活で腰への負担がある。
産後の骨盤は不安定で、この状態で重たいものを持ち上げる時や抱っこなどは腰に負担になります。負担を軽減するため工夫が必要です。
工夫①抱っこ時に持ち上げる際は赤ちゃんとの距離を近くして持ち上げる。
距離を縮める事により腰だけの力でなく体全身の力を使って抱っこする事がでて腰にかかる負担を体に分散できるのです。
工夫②おむつ替えやベッドから起き上がる時や椅子から立ち上がる際はお尻を閉めてから動く。
お尻を閉めるように力を入れてあげる事により、骨盤を安定させてから動き出す事ができます。歪んだその状態で動こうとするから痛みがでてしまいます。少しでも安定性を持たせるために起き上がる時、立ち上がる時はお尻を閉めるように力を入れましょう。
③妊娠前の体重に戻っていない。
妊娠前の体重に戻っていなければ、それも腰への負担となりますので、妊娠前の体重に戻す事が必要になります。産後の体はホルモンバランスの乱れや代謝機能の低下により痩せにくい状態になる場合があります。その場合は産後の骨盤矯正で改善することをオススメいたします。
④反り腰による負担。
反り腰は腰骨が正常よりも、過剰に前弯(反っている)状態です。
妊娠中や産後は骨盤の歪みや開きにより正常な関節の動きができなくなり、反り腰が生じる。反り腰は腰への関節、骨盤周囲の筋肉にかける負担が増え、腰痛や神経痛の原因になります。
⑤筋力の低下
妊娠中から出産までの期間で骨盤、背骨を安定させてくれる筋肉の力が妊娠中にお腹が膨らんだ事により低下してしまう。背骨や骨盤が不安定になるので、急なギックリ腰にも注意が必要です。
⑥長時間の同じ姿勢
産後は外に出る事が減るかもしれないが、腰や骨盤周囲の筋肉の筋力低下の原因になる。動かないという事も腰痛の原因です。
散歩など適度に体を動かす事によってと血行不良の改善になり、老廃物や疲労物質が体内に溜め込みにくくなる。また、歩く事により骨盤周囲の筋肉に刺激が入り、腰痛の再発予防にもなります。
まとめ
おんぶと抱っこで腰が痛い?!〜まとめ〜
育児と家事の両立はとても大変で体力を必要としますね。
今回は産後の腰痛の原因についてお話させて頂きました。腰痛だけでなく、生活の問題となっている事が骨盤を整える事によって解決することもあります。
産後のお体は身体的にも精神的にもとてもデリケートな状態になります。
今後の育児、将来の仕事復帰、充実した生活のためにも産後骨盤矯正を受ける事が大切です。産後の骨盤矯正をすることによって様々なメリットがあります。今後の育児と家事の両立、そして仕事への復帰を考えるのであれば、産後の骨盤矯正は必要なものとなってきますね。
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