肩が上がりづらい、痛い?それは猫背からくる巻き肩が原因かも!
こんにちは。
さいたま市与野本町「ずっと通わせない」整体院、Fit整体院与野本町(旧:ライフ快療院与野本町店)の菊池です。
肩の痛みや動かしづらさに悩まれてないですか?
「高いものを取ろうとすると、手が上がりづらい」
「物を持ち上げる際に肩が痛む」
「肩こりが良くならない」
「肩の痛みが長引いている」
原因は肩だけでなく、本当の原因は猫背からくる巻き肩の可能性があります。
猫背と肩は密接に関係している箇所です。なぜ肩の痛みや、可動域制限があるのか解説したいと思います。
肩の構造
肩の関節は上腕骨、鎖骨、肩甲骨の3つで構成されています。
関節の周りには関節を包み込んでいる関節包、骨と骨を連結させる靭帯、関節を安定させてくれている筋肉があります。
肩の関節は丸い球状になっていて骨自体の安定性があまりない関節です。
安定性をしっかり保つために、関節包、靭帯、筋肉といった組織が協力して安定性を保っています。
この組織がなければ肩関節は不安定で、上腕骨が抜けるように下に落ちます。いわゆる脱臼状態です。
肩の可動域
肩関節の動きは先ほど挙げた上腕骨、肩甲骨、鎖骨の3つが上手に連動して動いている状態で正常な可動域になります。
上腕骨、鎖骨、肩甲骨の位置が重要で
3つのうちのどれかが悪い位置にあれば、連動性を失い正常の可動域範囲で肩が動かせなくなります。
歯車と一緒で3つの歯車のうちの一つに詰まりや錆びつきがあれば動きが悪くなるか、もしくは動きが止まりますね。
肩の関節も一緒ということです。
肩の場合の詰まりや錆びつきは、筋肉や靭帯の炎症や硬さ、筋力の低下の状態、関節の硬さを指します。
筋肉や靭帯が傷ついて炎症している
筋力の低下や、機能不全、関節の硬さを作り出し
これが肩の痛みや、動かしたくても動かせない状態になります。
猫背による巻き肩が原因
肩関節の安定性には上腕骨、鎖骨、肩甲骨の位置関係が重要とお伝えしましたが、そもそもこの位置を悪くしてしまうものは何でしょうか。
それは姿勢の崩れによる猫背が関係しています。
猫背による巻き肩
猫背というのは、背中が丸まり、頭の位置が上半身よりも前に出てしまっている状態です。この背中が丸まった猫背が肩を内側へと巻き込むようにしていきます。
猫背ということは前かがみで胸を上手く張れないということです、常に前に縮こまった形になるので、体の前面の筋肉は縮んだ状態です。反対に背中側の筋肉は伸ばされて伸長した状態になります。
体の前面と後面の筋肉のバランスが悪くなることから、上腕骨、鎖骨、肩甲骨の位置を正常に保てなくなります。
上腕骨は内に巻き込まれ、肩甲骨は体の中心へ寄せられづ、前側の筋肉に引っ張られて外へ広がっていき、鎖骨は常に上に持ち上がった状態になります。
巻き肩によって肩の関節を傷つけている
この巻き肩は各骨の位置が悪いという事がわかりました。
骨の位置が悪いという事は、骨に付着する筋肉や靭帯などの軟部組織にも負担がかかっているという事です。
靭帯が過剰に引っ張られたり、関節の安定性を悪くした事によって安定性を維持する筋肉が過剰に働きすぎた事によって炎症になります。
これが関節の可動域制限、肩の痛みになるという事ですね。
なぜ猫背になるのか
なぜ姿勢が悪くなり、猫背になるのでしょうか。
①骨盤、背骨の歪み
骨盤や背骨の歪みは悪い姿勢の原因です。体の土台である骨盤が歪むことによって、骨盤と連結される背骨まで悪影響を与え歪みを作っていきます。骨盤や背骨がアンバランスになり正しく体を支えられなくなってしまうのが猫背や反り腰などの状態ですね。
②スマホやPCの長時間作業
同じ姿勢でいるスマホやデスクワークの作業は悪い姿勢の原因です。ついつい作業に集中して、スマホ、PC画面に顔を近づけ、背中を丸めていませんか?
③日常生活での癖
日常生活で無意識に体のアンバランスを作り出しているかもしれません。
足を組んで触ったり、片足だけに体重を乗っけている、机に伏せて寝るなど気づかないうちに、自分で歪みを作っていませんか?
まとめ
肩の痛みや可動域制限の原因は
猫背になり巻き肩を作り出している、という事がわかりました。
肩にかかる負担を取り除くために、骨盤、背骨の歪みを取り除くことが大切になってきます。そして日常生活でのクセや形を少しでも意識してあげることが大事です。
もしも肩の痛みが頻繁に起きたり、痛くなったり治ったりの繰り返しの場合は原因の猫背と巻き肩をよくしてあげることが改善につながります。